2020/12/21

ことばの贈り物 2020/12/21

新たな1週間の始まりである。朝の中学全校集会がリモート実施された。今年は一度も体育館に集合することなく、集会は全てリモート。生徒の顔が見えないもどかしさもあるが、みんな教室でしっかり画面に注目していた。

さて、23日に実施される「ココロの学校2020」。本日は本校企画部が企画している「ココロの学校」の意味についてのお話があった。以下その趣旨をご紹介したい。

21世紀に入り、東西冷戦の終結と共に、平和な世界の実現が期待されました。しかしながら、国際紛争、民族闘争は以前にも増して激しさを増し、世界各国の経済格差も広がる一方です。情報通信技術の目まぐるしい発展により、世界は冷戦時代以上に混迷を極めています。

それでも私たちはこの先行きが不透明で、不確実な時代を生きなければなりません。いうなれば、正解を自らの意思と経験の中から紡ぎだしていかなければならないことが、より強く求められる時代へと変わってきております。そこには当然大きなリスクを伴います。

「ココロの学校」とは、そういった混迷の時代を生きる中で、大きな挫折体験を持ち、しかしながらそこから逞しく這い上がってくる人たちの人生に触れることで、我々自身が忘れがちな「勇気」や「希望」や「挑戦」といった生きる根源を、今一度学び直そうという意味で立ち上げたプロジェクトです。

したがって、ここで皆さんの前で話される人たちに共通するのは、「大きな挫折体験」を持っておられること。だけど、それに負けずにそこから立ち上がり、今も現役で活躍し続けておられる方であること。

そういった方にご登場願い、生きる意味を今一度皆さんと共有したいと考えております。「感謝」「共感」「感動」を共有できる空間を実現し、子どもたちの生きる指針作り、子どもたちの人生に楔を打ち込みたいと思います。そんな願いで実施されているプロジェクトであるということをココロの片隅に置きながら、楽しんで下さい。

以上である。

なお参考までに、これまでご講演願った方々を記しておく。
2018年 安田菜津紀氏  2019年 伊藤真波氏 山口絵理子氏  2020年 桂福点氏