2020/12/13

ことばの贈り物 2020/12/13

お休みのひと時をいかがお過ごしだろうか。期末テストの返却も終わり、成績を集計する作業が進む。と同時に28日の終業式までの間で、保護者懇談会が21日以降開催される。高校3年生はすでに、出願方針の打ち合わせが進められている。

さて、本校には「国際英語コース」という国際教育にある程度特化したコースを高校2年生から2年間のカリキュラムで設定している。すでに開講して数年が経過するが、2021年度よりさらにバージョンアップする。

先週、高校1年生の生徒を対象に「国際英語コース」のコース概況を説明した。一言で言うならば「英語」で抜群の学力を形成して、大学受験を乗り切ろうとするコース。最低英検2級、出来れば準1級まで取得したい。海外留学も積極的に進めたい。

私立文系型となるが、外国語学部や国際関係学部にだけ進学するわけではない。また、2年次からは理科や数学の履修もない。週20時間近くの英語を2年間学び続けることになる。この時期からの集中と選択が、圧倒的に有利な結果を生んでいるという進路データも示された。

本校においては高校1年生のこの時期に、文系か理系か国際英語かの3コースの選択が迫られる。国公立大学と一言でいうが、文系理系に関わらず5教科を学び通さねばならない。果たしてあと2年で間に合うのか。2年という時間容量が今一つ掴み切れていない生徒もいる中、いずれにせよ年内の「決断」が迫られる。生徒たちの心は今、夢と現実のはざまで揺れ動いている。