2020/11/13

ことばの贈り物 2020/11/13

報道ではコロナ禍の第三波がやってきていると伝えられている。大阪でも感染者数が急増している。これは学校教育の現場は例外というわけにもいくまい。検温体制や消毒、マスクや手洗いうがいの徹底だけでは防ぎきれない事態になるのかもしれない。

行政の方針に従うしかないのだが、仮に臨時休校となれば再度リモート中心の学びということになる。そういった備えは出来てはいるが、そうならないことを願いつつ、何とも不透明な未来が横たわっている。

だけど、生徒にとってやることは勉学に励むこと。学習環境の変化を新たな可能性の追求の場として、柔軟に対応できる人が、このコロナ禍の負の影響を最小限にとどめることになる。ダーウィンではないが、「この世に生き残る生き物は、最も力の強いものか。そうではない。最も頭のいいものか。そうでもない。それは、変化に対応できる生き物だ」。

それはまさに生徒だけではなく、我々学校も大人たちも社会も……。あらゆる人々が、この偶然がもたらしたコロナ禍という変化のシグナルにどう対応できるのか。その対応力が等しく試されているように思う。