ことばの贈り物 2020/08/14

1学期終業式における高校生対象の訓話のご紹介の2日目である。お付き合い願いたい。
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でも心配いりません、安心してください。皆さんの周りにいる多くの先生方も、皆さんと同じ年齢を通り過ぎ、時代の違いこそあれ、多かれ少なかれ同じような矛盾を感じながら、少しずつ大人になっていったのです。皆さんだけが特殊なケースというわけでは決してありません。

さて、いい結果が得られた時ってどんな時なのでしょうか？皆さんはそれを知っています。腹筋や腕立て伏せといった筋力トレーニングに限らず、あらゆる物事の取り組みにおいて、重力に逆らうしんどさに耐えきらないと、いいパフォーマンスは発揮できませんよね。

しかしながら、求められるストイックさとは裏腹に、ついつい易きに流される。分かっているけど出来ない。そういったいら立ちを感じるのは皆さんだけではありません。だけど、重力に逆らうしんどさに耐えた人にだけ、いいパフォーマンスは実現されるようです。

私は皆さんに、高校生活を悔い無き時間の中で過ごしてほしいと願っております。夢中になれる学びを見つけ、そこから、重力に逆らうしんどさに耐えきる精神性や理性的態度を身に付けてほしいと考えます。自分にとって興味ある教科を深掘りする中から見えてくるものがあると考えます。

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本日はここまで。明日は3日目をお送りする。