2020/07/23

ことばの贈り物 2020/07/23

海の日の一日である。いかがお過ごしか。本日は高1保護者に向けた講話の3日目である。お付き合い願いたい。
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私たち教員はその伴走役を担っておりますが、最後は伴走役も振り切って、それぞれのゴールテープを切ってほしいと願っております。私たちは、生徒ひとりひとりが本気になって自分の将来を考え、目標を定め、そのための行動を起こし、挑戦し続けるための指導を根気強く行います。
 
保護者の皆様におかれましては、子育ての悩みは尽きないのではないでしょうか。特に思春期真っただ中の高校1年生の子どもたちは、自立に向けてもがいているところです。以前のような子どもらしさは、ますます失われ、無口で無愛想で秘密主義に陥っている生徒も決して珍しくはありません。
 
そんな中で、私は子どもをひとりの大人として、捉えることが何よりも大切だと思います。決して、親からの一方的な上から目線でのダメだしではなく、対等に子どもと話すことが大切です。また、我が子は何が向いているのか、その特性や長所をそっと話してあげる。子どもはそんな身近な誰かからの人生の指針を求めています。
 
その際もしかしたら、子どもから遠ざけられたり、煙たがられたり、スルーされたりするかもしれません。しかしながら、人生の先輩として、その言葉がけこそが、大人が果たさねばならない使命だと思いますが、いかがでしょうか。この際、子どもから嫌われたくないといった理屈は方便にしかすぎません。どうか一番身近な保護者の皆さんの言葉がけをお願いします。

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本日はここまで。明日は最終回である。