2020/07/18

ことばの贈り物 2020/07/18

本日は先週開催した中学1年生のオリエンテーションでのお話のご紹介。6回目となる。今しばらくお付き合い願いたい。
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さて、先ほどお話した子どもが第1章から第2章へ移り変わる際の兆候、特色についてお話したい。これも一般論ですべての人に当てはまるわけではないが。
 
まず以前に比べ、1、無口・無表情・無愛想になる。2、何をしているのか分からない(秘密主義、干渉拒絶)。3、大人たちとの時間を避ける(説教回避)。4、口応え、反抗的態度、八つ当たり。5、友達、グループ至上主義
 
こういった現象が起こってきます。これまであれだけ可愛い、可愛いと大切に育ててきたのに……。どうして?なんで?私の何が悪いの?こんなため息交じりの言葉が漏れることもしばしば。この厄介な巣立ち前の自立準備期間が3年ほど続くこともあります。
 
さあ、この時第1章で可愛い可愛いとかなり甘やかして、友達感覚で子どもと接していた保護者は、やがて制御不能に陥ります。「子どもには嫌われたくない」という保護主義がますます子供を増長させます。
 
でも、可愛い余りに携帯電話を与えたのは保護者です。ラインを黙認したのも、ゲームに夢中になるきっかけを作ったのもすべて保護者です。それが今や制御不能状態に陥る。保護者の悩みは尽きませんが、子どもはますます増長します。
 
思春期前の甘やかしの反動であることは間違いありません。そして、こういった悩みを抱えておられるご家庭が結構多く見受けられます。

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本日はここまで。