2020/07/16

ことばの贈り物 2020/07/16

本日は先週開催した中学1年生のオリエンテーションでのお話のご紹介。4回目となる。お付き合い願いたい。
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さて、次にお話申し上げたいことは、「これからの子どもの変化」に関する保護者の皆様の先行きの見通しのようなものです。すでにお兄ちゃんかお姉ちゃんで経験済みの保護者ならお分かりでしょうが、第一子の保護者ならきっと今後戸惑われる方がたくさんいらっしゃると思います。
 
では簡単に、30歳までの人間の成長を3段階に分けてお話しいたします。まず0歳から14歳辺りの第1章、続いて15歳辺りから17歳辺りまでの第2章、そして18歳辺りから30歳くらいまでの第3章。ここまでが親が関与する子育ての大まかな範囲だと考えます。
 
では、第1章からお話します。出産直後の大きな喜び。子どもは生存のための「生理的欲求」や「安全欲求」、家族や友達と繋がっていたいという「社会的欲求」を満たそうとしながら、親と共に成長を実感します。ここには、子どもの成長に無上の喜びを感じる親の姿が存在します。
 
第2章。ここは「思春期」「反抗期」と呼ばれる「親離れ」の時間を意味します。ここには、子どもの「親離れ」の態度に戸惑いを感じる親の姿が見受けられます。この中学2・3年生辺りから高校1・2年生辺りの一番厄介で、危なっかしい時間。巣立ちのリスクと葛藤の時間は親にとっても子にとっても悩ましい時間です。

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本日はここまで。