2020/05/19

ことばの贈り物 2020/05/19

昨日お送りした、全校向けの訓話。本日はその2日目である。お付き合い願いたい。
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今回の分散登校の主な目的は、生徒の皆さんと本校教員、特に担任や副担任の先生方とのリアル空間での交流を図ることです。今は映像授業中心に、メールや会議システムを使ったバーチャル空間での指導に終始しています。そんな中、教員の私たちも、生徒の皆さんのリアルな声や様子に触れてみたい。そんな思いで分散登校に踏み切りました。実施するリスクと実施しない生徒たちへの影響を慎重に考えながら、先生方の熱い思いを具現化することが、今この時期には大切だと思いました。

本日の生徒たちの登校の様子を見ながら、つくづく学校は、生徒あってのものだなと痛感した次第です。我々教員は生徒たちの登校する様子に、自らの課せられた使命を、改めて再認識いたしました。

また本日登校していない中学2年生や高校1年生は、自宅での通信回線を用いた朝礼が本日も実施されていました。私もいくつかのクラス朝礼に参加し、生徒たちにメッセージを発信しました。

特に高校1年生で、今年度から泉ヶ丘に入学してくれた生徒の皆さんにとって、中学1年生と同様、入学式が開催されない中、あまり実感の湧かない新学期です。本当なら今頃は、遠足も終わって、クラブ活動に参加している生徒もいるはずです。また、間もなく始まる中間テストを前に、中学の時とは比べ物にならない高校の定期テストの範囲の広さと科目数の多さに、高校生活を実感するはずなのですが、それもかなっていません。皆さんの主体性が問われる中で、多くの生徒がすでに取り組んでいることですが、学習中心の生活を再確認してください。

さて、これから先、特に6月以降に関しましては、現在のコロナ感染状況や行政の判断に従うことを前提に、幾通りかの内容を検討しております。とりあえず5月いっぱいは週1回の分散登校を実施しながら、少しずつ学校の正常化に向けて進めていく所存です。また次の方針が定まりましたら、速やかにご連絡差し上げます。
ご家庭におかれましても、まだまだ悩ましい時間が続きますが、どうか、健康にはくれぐれもご留意の上、今後ともこれまで同様に泉ヶ丘の教育方針にご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。どうも、ご清聴ありがとうございました。

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以上である。お付き合い下さりありがとう。