2020/04/17

ことばの贈り物 2020/04/17

緊急事態宣言と自粛要請を受けての生活が続く。皆さんいかがお過ごしだろうか?不要不急の外出を控え、5月の連休明けには、少しでも日常が回復できるようにと訴えかける行政の姿勢に、現在の切迫した状況をうかがい知ることが出来る。

本校の教職員も不要不急の出勤を控える中、生徒への動画配信や双方向ツールを用いた現状把握を行っている。子どもたちも2か月余りの登校できない生活の中、日々どのように秩序立てた生活をしているのか。これは子どもに限らず、全国民がその主体的活動が問われていることでもある。

私を含め、これまでの当り前の日常に、改めてありがたみを感じることも多いかもしれないが、振り返ってばかりもいられない。自分と周囲の健康に最大限留意することが大前提だが、毎日の規則正しい時間の使い方が問われる。寝る時間と起きる時間、食事時間は一定か?毎日やることが決まっているか?正しい生活習慣が定着しているか?

こんな時期だからこそ、知らないこと、興味あるテーマに積極的にアプローチしてほしい。海外の国々はどんな対応をしているか?14世紀にヨーロッパで大流行した「ペスト」で世の中はどうなったか?新聞を読んで、世間の人々の考え方に触れてみるのもいい。個々人の知的好奇心が問われている。

この先どうなるのか?という予測は、専門家でも意見が分かれる。今、我々に求められるのは、それぞれの立場で、有効に時間を使うこと。この環境変化に自分はどう対応したのか?どのような態度で日々を過ごしたのか?その自覚と責任が、ひとりひとりの毎日に問われている。