2020/04/12

ことばの贈り物 2020/04/12

新入生の皆様にも,郵送物が送られているころだと思う。通信手段を獲得するための登録が必要になる。その辺りが完了するまでもうしばらく、時間がかかる見通しである。では本日は「入学式 式辞」2日目を送りしたい。
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医療現場の第一線では、自らの危険と隣り合わせの中で、人々の命を守るための懸命な活動をされている方々がおられます。マスクの製造や人工呼吸器製造といったコロナ対策の製造に昼夜を問わず関わって下さっている方もいらっしゃいます。そういった多くの人々の支えや支援の中で、現在の我々の日常が保たれているという現実を、まずは知っておくべきかと思います。

つまり、今回のコロナ騒動は自分事として、自分の身を守り、拡散させない責任ある行動をとるということと共に、自らの命を投げうってでも人々の命を救おうと努力されている方々が、たくさんいらっしゃるという現実を心にとどめておくことが大切です。ご家族の方でその第一線で活動されておられる方もいらっしゃるかと思います。

そんな命がけで働いて下さっている方々がいらっしゃる中で、さて、泉ヶ丘の生徒であるあなたは今、何が出来るのでしょうか?あなたがお家にいて、しなければならないこととは、一体何なのでしょうか?

ひとつは、家族から支えられるばかりではなく、与えられるばかりではなく、あなたも家族の一員なのですから、しっかりお家のお手伝いをすることです。保護者の皆さんと相談しながら、あなた自身の身の回りの整理整頓、それから食器の洗い物、洗濯の取り込み、アイロンかけ、マスクづくり、妹や弟に勉強を教えてあげる……。何だって出来ます。自分はまだ非力で、社会を救えるような大きな仕事は出来ないけれど、せめて家族の役に立つような時間を使いたい。そのような優しさや思いやりは、あってもいいのではないですか?

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本日はここまで。また週明けから掲載を続けたい。