2020/04/04

ことばの贈り物 2020/04/04

新年度を迎えて4日目である。ご家庭におかれていかがお過ごしだろうか?生徒たちは、規則正しく生活できているだろうか?

さて、この全世界を震撼させるコロナ騒動で、われわれは様々な問題提起を受けている。ひとつは、急激に生活様式を変えざるを得ないという事態。テレワーク、ネット配信といった情報網の活用が不可欠となった。

さらに、個々に問われるのは、主体的判断と活動態度。社会的制約が加えられる中で、実は各人の生活スタイルの質が問われている。1日24時間を、いかに有益に活用するか。まさに、主体的な時間活用が一挙に求められることとなった。何かを「やってもらえる」という環境から「自分は一体何が出来るのか?」「自分は今、何をしなければならないのか?」

皮肉なことに、制約が加えられることにより「主体性」が求められるという事態に、現在の我々は立たされている。これは子どもだけの問題ではない。大人たちも、本当にこれまで自分自身が、どこまで主体的活動をしてきたのか?そんな検証が迫られている。大切なことは、規則正しい生活習慣と無意識に流されない、意図的な時間の活用。

まず必要なことは、何かをしよう、やらねばという動機から発せられる「目標の設定」。生徒のみんな、この自由な時間を使って「英単語博士」になりなさい。「漢字博士」に挑戦しなさい。「数学博士」を目指しなさい。「読書マニア」になりなさい。知識を蓄える時間をたくさん作りなさい。長い人生で、こんなに自分の思い通りに時間が使えることは滅多にないのだからね。