2020/03/19

ことばの贈り物 2020/03/19

本日は中学生の卒業式の式辞の2日目である。お付き合い願いたい。
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残念ながら、ご来賓や保護者、在校生の参加はなりませんでしたし、準備中だった合唱も披露できず仕舞いでした。それでも、中3の先生方が「卒業式」にこだわられました。式を彩るレッドカーペットの上を歩かせたい、動画配信して保護者の方にも一緒に参加してほしい。そんな先生方の思いの奥底にあるものはいったい何だと思いますか?皆さんにとって、少しは負担になるはずの「卒業式」にわざわざこだわった理由はどこにあるのでしょうか?

それは、少しキザな言い方をすれば、皆さんへの「無償の愛」です。あるいは、皆さんと共に過ごせたことに対する「感謝の念」だと言い換えられるかもしれません。

さて、そんな皆さんは、この15年間、いろんな人たちから守られて生きてきました。考えてみれば、自分ひとりで出来ることは、本当に限られていたのではないでしょうか?残念ながら、朝ご飯ひとつ、自分ではまともに準備できません。家族のために、世の中の人のために皆さんが出来ることって、ほとんどありません。まだ何も出来ないというのが、15歳のリアルな姿だと思います。

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本日はここまで。動画配信もうまくいき、保護者の皆様から概ね好意的なご感想を頂戴したことを、付記しておく。