2020/03/02

ことばの贈り物 2020/03/02

3月の年度末に突入した。本来であれば、校内に生徒たちの声が響き渡るのであるが、本日も静寂の朝を迎えている。不要不急の外出は控えるようにということで、読書やDVD鑑賞や学びの振り返りといったことを、お家の中で過ごされているのではないか。是非ともこの特別な時間を有効に活用してもらいたい。

本日は、そんな中学生高校生にお勧めしたい本を1冊ご紹介したい。それはデュマというフランスの作家が書いた「モンテクリスト伯」。すでにお読みの方もおられるとは思うが、結構ワクワク感たっぷりの作品ではないか。まずは第1巻を手に取ってもらいたい。

出版社にもよるが、全編で5巻から7巻からなる長編。この春休み期間に、長編を読み切れたという満足感は得られるのではないか。とにかく面白い!と私は思うのだが、いかがだろうか。読後の爽快感は請け合い。また、しんみりと感動する場面も随所に織り込まれている。

20名ほどの登場人物の人物相関図をメモしながら読むのも、読書の楽しみのひとつではないか。本日は、自宅にいる生徒諸君への1冊ということで、課題図書とは別に「モンテクリスト伯」をご紹介した。