2020/02/18

ことばの贈り物 2020/02/18

中学3年生保護者向け入学前説明会の冒頭ご挨拶の4回目である。お付き合い願いたい。
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その中で、最も大切にしたいことは、失敗した後、そこからどう立ち上がるか?そこから誰が手を差し伸べてくれるのか?大切なことは、挫折のどん底からいかに立ち上がるか。その学びをどこでどう身に付けるのか。そのために力を差し伸べてくれる存在はどこにあるのか。

人生は自分の意志で切り開かねばなりません。主体性という言葉がありますが、「主体性」とは「自分事化」「当事者意識」すなわち、その課題を自分の中心に据えられるかどうかという意志の力だと思います。「主体性」の有無に関しては、大人も子どもも年齢や経験にはあまり関係ないと思っています。

そんな中、子どもたちを見ていますと、進路は親や先生が決めてくれるなんて勘違いしている生徒もいます。人生には定められた教科書があって、その通り進んでいけば間違いない、失敗しない人生が過ごせるなんていう「正解至上主義」とでもいうのでしょうか。そんな考え方の生徒もいます。この不透明で不確実な世界で、正解を求めることはますます困難となってきています。

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本日はここまで。あと2回ほどで終了する。またお付き合い願いたい。