2020/02/16

ことばの贈り物 2020/02/16

中学3年生の保護者対象の入学前説明会でのご挨拶の2日目である。お付き合い願いたい。

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もう少し私の話を続けさせてもらいます。

そんな中、大学卒業の1980年代初頭辺りですが、新卒一括採用の中、社会に出るに当たって、自分は一体「何がしたいのか?」という一点に絞って、就職先は自分の意志で決めました。おそらく、一般企業の利益追求の戦士になるまいと意気込んでいたのだと思います。

そこで、私が目指したのは役者の世界でした。今日ではそういう多様な選択も珍しくありませんが、高度成長がまだ続くという当時の時代風潮の中では、少し珍しい選択でした。周囲の友達に、そんな冒険をする仲間は一人もいませんでした。

粋がって飛び込んだ役者の世界でしたが、わずか3年で見事に挫折しました。以降23年間民間企業に勤め、利益追求の戦士として猛烈に働きました。売り上げを増やし、利益を上げるという資本主義社会の源流に身を置きながら、様々なことを学びました。

自分がその世界に案外向いていることにも気づきました。ここでその当時のお話をいちいちしますと、とても時間が足りませんが、とにかく私は、多くの皆さんと同じように民間企業で揉まれた経験があるとご理解ください。

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本日はここまで。私事で恐縮である。