2020/01/17

ことばの贈り物 2020/01/17

寒さが少し厳しくなってきたが、いかがお過ごしだろうか。さて、明日より高校3年生はいよいよ大学入試センター試験に挑戦する。また、中学入試も明日と明後日が本校での本番となる。授業の合間には、先生方も慌ただしくそれらの準備に追われている。

そんな中、本日は朝から高校3年生の生徒たちを対象にした最後の学年集会。文化ホールで、明日の試験に臨むための最終確認が行われた。その前に少しだけ激励の言葉をかけさせてもらった。以下、実況中継風にお送りする。お付き合い願いたい。
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おはようございます。いよいよ明日は決戦の時です。皆さんの表情をこうして見ていますと、とてもいい顔をしていますね。いい目つきになってきましたね。ここまで、皆さん大変だったでしょうが、明日のセンター試験を、どうか楽しんできてください。生涯の思い出として、悔い無きよう、最後まで全力で闘ってきてください。

皆さんの明日からの経験値は、今後の人生にとても大きな影響を及ぼします。皆さんはまだ、18年ほどしか生きていませんが、皆さんが大人になってあと30年ほどすれば、立派な大人として、今度は自分の子どもが大学入試に挑む年齢となります。

その時、「お父さんはね(お母さんはね)、日本で最後の大学入学センター試験というテストを受けたんだよ。その時の様子はね、……」って話せるような親になって下さい。そのための経験値を積んでください。

また、3学期始業式の際「目的」の設定、「何のために、誰のために?」といった設定が必要だというお話をしましたよね。明日の試験は、あなたひとりの力で実現したわけではありませんよね。

ご両親をはじめとした保護者の皆さん、おじいちゃんおばあちゃん、お兄ちゃんお姉ちゃん、先輩や友達や先生方など、多くの人たちとあなたとの関わりの中で、明日のセンター試験を受けることが出来たわけです。

どうか、そういったお世話になった人たちへの感謝の気持ちを、明日、答案用紙と向き合いながら、心の片隅に感じていてほしい。そういった感謝の気持ちと共に、新たな経験値を楽しむ中で積み上げてほしいと願っております。皆さんの健闘を心よりお祈りいたします。頑張ってください。私の話は以上です。

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そんな話で舞台を後にした。生徒たちの健闘を祈りたい。