2020/01/02

ことばの贈り物 2020/01/02

新年2日目。まだ町並みはお正月の雰囲気が漂う。本日は「ココロの学校」の目指していることに関する最終回。お付き合い願いたい。

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どの方(栗城史多氏・山口絵理子氏・安田菜津紀氏・伊藤真波氏)も本当に人生のど真ん中を、直球、真剣勝負で生きておられる方ばかりです。ただし、栗城氏は、ご講演を快諾していただいたあと、エベレスト登頂途上での不慮の事故で、残念ながら、ご講演の実現には至りませんでした。

ネット社会が、現実の空気感や肌感をどんどん希薄なものにしていきます。便利さと引き換えに、リアリティはどんどん薄められ、厳粛であるべき人の命すら、軽々しく扱われがちな時代です。現実の息吹が希薄になるということは、現実社会においても、他者に対する心の痛みに無関心でいられることに繋がります。

そんな中で企画された「ココロの学校」。武勇伝やサクセスストーリーを語ってもらうことが目的ではありません。挑戦し続ける中で必ず遭遇する「想定外」「矛盾」「障害」の数々。何度も打ちのめされながら、そこから立ち上がっていく人生本来の泥臭さや息遣い。

そのような「夢追い人」が、困難の果てに成し遂げた夢の実現に対する「感動」「感謝」「共感」。本当の人間の「強さ」や「優しさ」は、「夢追い人」がその道中で遭遇する、強烈な挫折経験の中でしか醸成されないのかもしれません。

泉ヶ丘に通う子どもたちにも、どこかで「優しい人」「強い人間」であってほしい。本当の「強い人」や「優しい人」に触れて、子どもたち自身が「困難」に立ち向かうことを通じて、そんな大人になってほしい。生徒たちの心に「優しさの種」を植え付けたい。そんな願いを込めて、「ココロの学校」は企画されています。

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本日で「ココロの学校」の目指すものに関しては終了。