2019/12/28

ことばの贈り物 2019/12/28

本日より、2学期終業式の高校生に対する訓話をお送りしたい。一部中学生と重複する部分もあるが、お付き合い願えれば幸いである。

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2019年 2学期終業式 高校訓話

皆さん、おはようございます。本日で2学期が終了しますが、8月から本日までの学びはいかがでしたか?知らないことをたくさん知ることが出来ました。これまで解けなかった難問が少し解けるようにもなりました。英語力も伸びたし、体力も付きました。それらの結果が、様々な角度から数値化されたわけですが、まだ修正が求められる部分がありますよね。この冬休み期間、修正を加えてほしいと思います。

さて、高校1・2年生の皆さんは、「泉ヶ丘祭」「体育大会」「クロスカントリー」といった行事がありました。高校2年生はさらにシンガポール研修旅行」で海外文化にも触れました。高校1・2年生の皆さんの記憶に最も新しいところでは、先日「ココロの学校」がありました。「伊藤真波」さんの、壮絶な挫折経験とそこから逞しく立ち上がり、今もまだ現役看護師として活躍されている姿を、私たちは目の当たりにしました。

伊藤さんの姿を見て、「カッコイイな」「まぶしいな」という印象を抱かれた人も、少なからずおられるのではないでしょうか。私自身も、彼女の人としての輝き、尊厳、心の強さといった「美しさ」を感じたひとりです。

それらの学びはいずれも、直接皆さんの成績や学力に関係するものではありませんが、学力に関連することだけが大切な学びではないということはいつも申し上げていることです。「試験に出ないこと」あるいは「成績として現れない活動」にも、人としての大きな価値が秘められているということを、改めてご理解願いたいと思います。

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本日はここまで。明日から高校3年生に向けた訓話をお送りする。