2019/12/14

ことばの贈り物 2019/12/14

本日、高校入試のための説明会の最終日。3回目なので参加者数は少ないかなと思っていたけれど、過去2回をはるかに上回る受験生のご来校となった。寒い中、お越しくださったことに改めて感謝申し上げたい。

冒頭での私の話は、人が成長するうえで「心技体」をバランスよく育むことが大切。その中で、「ココロ」をどのように育むのか。ここに学校教育の大きなテーマがあると考えながら、学校運営を行っている、そんな話をした。

「ありがとう」という言葉の真逆に位置する「当たり前」という感覚。この世の中に「当たり前」なんて存在しない。いつも、誰かがあなたのためにそっと手を差し伸べてくれている。その「存在」の気付けるかな?見えない「他者」の思いが、感じられるかな?

「ありがとう」という言葉が発せられる背景には、「他者」に対する意識と関心が不可欠。この世はみんな誰かに生かされている。誰かのために生きている。そういった「他者の思い」が見えたとき、「ありがとう」は自然と発せられる。自戒を込めてそんな話をした。