2019/09/22

ことばの贈り物 2019/09/22

曇天の空の下、本日「体育大会」が予定通り挙行された。昨日から天気予報とにらめっこしながら、水曜日への延期か日曜日決行かの最終判断を昨日夕刻に行った。大変難しい判断ではあったが、何とか最後まで挙行できてほっとしている。

本校の「体育大会」は競技種目においては「記録会」の意味合いを帯びている。歴代の記録保持者とタイムが明記されており、腕に覚えのある生徒はそれに挑戦する。今年度もいくつかの新記録が誕生したことを嬉しく思う。

後半の最終プログラム「クラス対抗リレー」という最大の盛り上がりの場面で、激しいシャワーを浴び、生徒たちのバックストレイトを走る姿が雨で霞む。それを生徒たちの若い声援がかき消す迫力に、本校の「体育大会」の成功を感じた。

出来るだけ生徒主体でという方針の下、メガホンによる応援や借り物競争といった新種目もうまくいった。伝統的な「騎馬戦」や「新綱引き」の迫力。「4人5脚」の真剣な中にも、どこかしら感じられるコミカルさ。生徒たちが一生懸命、ひたむきに競技と向き合ったことに感動した。

一生懸命な姿は、いつも美しい。ひたむきな姿勢は、見ているものに感動を与える。そういったシーンにいくつも出くわし、思わず目頭が熱くなった。何はともあれ、今年の文化祭や体育祭が、生徒にとって大きな成長の糧となったことだけは間違いないようだ。末筆ながら、最後までお付き合いくださった保護者の皆様に篤く感謝申し上げたい。ありがとう。