2019/04/27

ことばの贈り物 2019/04/27

大型連休が始まっているご家庭も多いのではないか。本校は本日まで一斉授業。明日以降クラブ活動を除いて、一斉休校となる。新たな年号と時代の変わり目をしっかり学ぶ場としたい。

さて、本日は3時間目と4時間目の時間を使い、中学1年生と中学2年生の生活合宿の結団式が行われた。中学1年生は5月6日から8日までの予定でハチ高原。また2年生は6日7日の2日間、近江八幡で合宿を行う。
冒頭で生徒たちに訓話した。以下実況中継風にご紹介する。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

中学生の皆さん。皆さんは朝自分で起きられていますか?お弁当箱は、自分で洗っていますか?挨拶は出来ていますか?

今、言った3つの中で、先生が皆さんの様子を唯一確認できることは、挨拶が出来ているかどうかという点だけです。では挨拶をする生徒とあまりしない生徒の何を見ていると思いますか?

挨拶をすることで礼節や礼儀を学ぶということもあるかもしれません。それも大切な意味づけですが、先生は挨拶をもう少し違った観点で捉えています。

今回の生活合宿の大きな目的のひとつに、皆さんの自主性・自立心を養う。つまり、人から指摘される前に自ら気付いて、積極的に行動しましょうということがあります。もう少しわかりやすく言えば「やってもらう」立場ではなく、「自分からやらせてもらう」「自分から働きかける」という能動的な姿勢を学びましょうということです。

朝はお母さんに起こしてもらって、起きられなかったらお母さんのせい。制服の準備が出来ていなければ、お母さんのせい。これではだめだということです。自分の意志で自分で行動する。

さて、挨拶を自らできる人は、自分から挨拶をするわけですから、すでに自分の意志で行動できています。それは、自らの自律の第一歩を踏み出しているという宣言とも言えます。逆に挨拶が自分からできない人は、誰かに「やってもらう」ことを待っている人で、それがやってもらえなければ、不平不満が口から出る。挨拶が出来ない人はそういう人間であるということを、自ら公表しているようなものなのです。

今回の生活合宿では、自分で行動するということを少しずつ学びましょう。そしてその第一歩こそが挨拶であるということ。先生はいつもその一点を見ているのです。「自分からやらせてもらう」という意志を持った人間に少しでも近づきたいものですね。私の話は以上です。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

こうして、生活合宿での訓話を終えた。

さて、お楽しみくださっている「ことばの贈り物」であるが、次回は5月7日より再開したい。今年は先日の参観当日、多くの保護者の皆様から「ブログを楽しみに見ています」という温かいお言葉を頂戴した。
しばらくの間ではあるが、再開までお待ち願いたい。