ことばの贈り物 2019/04/09

本日より、中学入学式の式辞をお送りする。お付き合い願いたい。

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新入生の皆さん、ならびに保護者の皆さん、ご入学おめでとうございます。先ほど中学生155名の入学を許可いたしました。校長といたしまして、まず、最初にお祝い申し上げるとともに、皆さんのご入学を心より歓迎いたします。また保護者の皆様におかれましては、ご子息、ご息女の入学式にかくも多数、お越し下さいまして、誠にありがとうございます。

さて、新入生の皆さん。皆さんは今、どんな気持ちでそこに座っているのかな？　これから皆さんは、本校で3つの領域でしっかりとした成長基盤を作らねばなりません。

まず一つ目が、身体の成長です。中学生活を過ごす中で、皆さんの身体はますます大きく成長します。ちょうどひな鳥が、親鳥に変化するように、皆さんも大人として大きく身体が変化します。そのためには、しっかり食事を摂って、規則正しい生活をすることが大切です。授業や行事、クラブ活動等を通じて、体力を付けることも求められます。

2つ目に重要な基盤づくりは、学力の領域に属することです。みなさんは、本校に入学する準備として、ドリル学習をかなり積んできました。計算問題や文章題、図形や長文読解をやって、学力の向上に努めてきました。こうした学力は、これからもますます高めていかなければなりませんし、これからは、もっともっと高度なことを皆さんは学びます。毎日の授業と家庭学習がとても大切となります。

3つ目に重要なことは、人としての「心」の成長という領域です。学校での集団生活は、自己中心の考え方では成り立ちません。相手の気持ちになって、してはいけないこと、しなければならないことをしっかり理解し、行動しなければなりません。そのためには、皆さんひとりひとりの心の中にある思いやりや優しさといった「善意」を育てる訓練が必要です。

以上3つのこと、すなわち、健全な肉体と聡明な頭脳、そして、善意に満ちた精神力を鍛える場所が、帝塚山学院泉ヶ丘中学校なのです。

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本日はここまで。また明日。