ことばの贈り物 2019/03/22

終業式での中学生の訓話は本日が最終回。お付き合い願いたい。

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3つ目は、旅に出ることをお勧めします。もちろん保護者の方と一緒に行ってほしいのですが、見知らぬ世界、見知らぬ風景と出会うことを通じ、人はそこで何かを感じ、何かを考えるものです。日帰りで構いません。

京都、奈良といった歴史に触れる旅もいいでしょう。山や川といった自然の息吹に触れてみてもいいでしょう。自転車に乗ってサイクリングするのもいいかもしれません。保護者の皆さんと相談しながら、安全最優先ですが、旅の計画を春休みに入れてみてはいかがでしょうか。

皆さん自身の経験値を少し上げることが、長期休暇中には出来ます。人と会ったり、本を読んだり、旅をしてみたり。自分の経験値を少し向上させる時間を持ってください。また新学期に元気な姿を見られることを楽しみにしています。どうか元気にこの休みを過ごしてください。

最後に一言だけ、言葉の贈り物をしてご挨拶といたします。

この世の中で「いいとこ取り」は出来ません。あなたが何かを得ようとすれば、何かを失うことになります。何か新しいものを得ようとすれば、何かを捨てなければなりません。そのあなたが捨てた場所に、新しいものが入る余地が生まれるのです。

何かを選ぶということは何かを捨てるということです。あなたは何を選ぶのですか？先ほど申しました3つのことを選択すれば、何かを捨てなければならないかもしれません。有効に時間を使ってください。

私の話は以上です。


最後までお付き合い下さって、ありがとうございます。明日からは高校生への訓話をご紹介したい。