2018/10/31

ことばの贈り物 2018/10/31

昨日実施されたPTA公開講座。保護者の皆様40名あまりの方と教員3名が、秋の京都に向けて出発した。保津川の川下り、建仁寺両足院での座禅体験など、保護者の皆様とともに、日常生活から少し距離を置いた時間と空間を共にした。

建仁寺両足院の住職からは、人としての心のありように関する説法を頂戴した。貪瞋痴(とんじんち)と呼ばれる「心の三毒」をしっかり意識し、それを自身の中で制御する大切さを話された。
貪(とん)とは、むさぼること。貪欲にあれこれ欲すること。瞋(じん)とは、感情をぶちまけること。不快なものに対して激しく怒ったり、妬んだり、恨んだりして、周囲をより不快にさせること。痴(ち)とは、無知であること。自己弁護や自己利益しか考えないようなこと。

そのような愚かな心の中の状態から抜け出すには、心の中を観察し、常に自らの行いを振り返ること。黙って座ることで、自身の心を向き合うことが大切。それが座禅の持つ意味なのだ。そのようなお話を頂戴した。保護者の皆様とともに、有意義なひと時を過ごせたことに感謝したい。