淑明女子高校訪問プログラムに参加して
私たち淑明(スンミョン)女子高校訪問プログラムに参加した16人は、7月14日(日)から7月16日(火)に韓国へ行きました。
1日目は民俗博物館や景福宮(キョンボックン)に訪れ、朝鮮王朝時代の韓国の歴史の一部を学ぶことができました。また景福宮では、自分で選んだデザインの韓国の民族衣装チマチョゴリを着て観光し、お互い一緒に写真を撮ったり、歴史ある地を歩いたり、素敵な思い出になりました。
2日目はいよいよ今回の目的である淑明女子高校の生徒との交流!文通やメール、SNSでのやり取り中心で、1月に実際に交流したといってもほんの数時間。私はワクワク感もありましたが、正直緊張もしていました。しかし学校に到着すると、ペアの子が笑顔で迎えてくれて、そのおかげで「ちゃんとコミュニケーション取れるのかな・・・・・」、「出し物のダンスは上手くいくかな・・・・・」というような不安はあっという間に消えていきました。実際、私自身少し失敗してしまったところもありましたが、上手く乗り切ることができてよかったです。淑明女子高校の校章も貰い、胸元につけて校舎を回った時はペアの子とより近い存在になれたような気がして嬉しかったです。
私は韓国の伝統的な遊びであるユンノリ(日本でいうすごろくみたいな感じの遊びです!)やトゥホ(日本でいえば輪投げと似ています!)を楽しんだり、実際の授業を少し見学したり(私が参加したところは、数学のプレゼンテーションをしていました)、本当に学びの多い時間でした。不安だったコミュニケーションも、お互いの英語力や時には翻訳機能にも頼りながら楽しく会話できて、普段はあまりすぐに打ち解けられない私にとって大きな自信にもなりました。
その後、一緒にバスに乗り込んで、コエックスモールというソウルの中でも大規模なショッピングモールへ出かけました。コエックスモールは日本でいうイオンモールやららぽーとみたいな場所なのですが、それ以上に大きくて、見慣れないお店がたくさんあって、”興奮”という言葉では表せないくらい興奮してしまいました(笑)。ここではペアの子だけでなく、その友達と私の友達の4人で過ごしました。一緒に夕食やかき氷を食べたり、プリクラを撮ったり、日本でもよくやるようなことですが、とても新鮮でした。ペアの子とお揃いで買ったキーホルダーは、忘れられない大切な思い出の品です。
3時間くらい一緒にいたのですが、時は流れるように過ぎていき、あっという間にお別れの時間。お別れが名残惜しくて、お互いまだまだ一緒に過ごして話したいという気持ちでいっぱいでした。「国や文化の違いはあれど、同じ高校生で、まだまだ無邪気な心が残っていて、何も変わらない」、そのことを改めて実感した瞬間でもありました。学校を通しての交流はこれで終わってしまいますが、これからも個人的なやり取りを通してずっと繋がっていたいと思います。そして大学生になって再会することを心から願っています。
3日目はまず世界遺産である昌徳宮(チャンドックン)に訪れました。ここも1日目の景福宮と同様に朝鮮王朝時代に建てられた建物で、ここではかつての貴族の暮らしの一部を知ることができました。金などが使われているわけではなく、周りの自然と合った落ち着いた建物で、穏やかな日常を過ごしている姿が目に浮かびました。
その後、ソウル最大の観光地、明洞(ミョンドン)を観光しました。各自行きたいところを回ったのですが、本当に広くて、色々なお店が並んでいて、人も多くて、ワクワク楽しみながらも迷子になりそうで少し怖かったです(私は実際、集合場所に戻る時に迷いかけました 笑)。自分や家族、友達などのお土産をたくさん買ったり、明洞のにぎわいを味わったり、とても楽しかったです。
この3日間、本当にあっという間で、楽しくて、出発前の不安なんてなかったように充実していて、私にとって有意義で素敵な時間でした。この3日間だけでなく、出し物の練習も含めてあまり話したことのなかったクラスメイトや普段は関わることのない6年コースの人(私は3年コースなので)とも仲良くなれたり、違う国の人と楽しく話せたり・・・・・、本当にたくさんのことを吸収し、前の自分より少し成長できたような気がします。この経験を活かして、これからの学校生活や卒業してからも色々なことに挑戦して楽しんでいきたいと思います。
最後になりましたが、今回一緒に行ったみんな、最高の時間をありがとう! そして、練習から最後の最後までずっと私たちを温かく見守ってくださった堀先生、こんなにも思い出に残るプランを設計してくださり最後まで安全な旅行へ導いてくださったHISの山口さん、現地で韓国語や韓国の歴史などたくさんのことを教えてくださった金(キム)さん、素敵な出会いをもたらしてくださった淑明女子高校のみなさん、本当にありがとうございました!!