2024.04.28

令和6年度 高校入学式 新入生誓いの詞

高校1年生 橋本 悠樹

 桜の花開き、木々の芽吹きも日々力強く緑を増していく今日のよき日に、私たち第四十二期生は、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の入学式を無事に迎えることができました。
 本日は私たちのために、このような立派な入学式を挙行していただき、ありがとうございます。また、この学校への入学にあたり、ここまで支えてくれた家族にも感謝しています。私たちは今、新しい先生方や友人との出会いと、これから始まる多くの学びへの期待で、胸がいっぱいです。
 高校生活は将来の自分の生き方を決めるための大切な時期です。私たちはこの三年間において、主体的かつ自律的に学習に取り組むことで、今より広く深い知識を身につけて、自らを成長させていきます。また、文化祭や体育大会、クロスカントリーなどの学校行事に全力で取り組むことで、互いに思いやり支え合い、また切磋琢磨することで友人の大切さを知り、友情を育むことで一生の友としたいと思います。  さて、現代社会では、戦争や天災など、世界のいたるところで数々の予期せぬことが起こっています。例えば、ウクライナやパレスチナのガザ地区での戦争や、今年の一月一日に起きた、能登半島地震などが挙げられます。これらの出来事は、一瞬にして人々の平和な日常を奪いました。しかし、人々は苦しみや不安を抱えながらも、助け合い励まし合うことで、将来への希望を見出しながら生きています。
 このように先の見えない時代に生きる私たちにとって必要なことは、まずは自分自身で判断し行動する力であり、また人や社会に役立つような奉仕の精神であり、そして多様な価値観を活かして話し合いによって問題を解決する協働力です。私たちは、これらの力をこの三年間の高校生活でいっそう高めるよう努め、最後に「この学校に入学してよかった」と胸を張って卒業できるよう、毎日を悔いなく過ごし、自分を磨く精一杯の努力を続けます。
 常に私たちを温かく見守ってくださる先生方のご指導の下、高い目標を持って、この三年間を有意義に過ごしていくことを、ここに誓います。  

 

令和六年四月五日 新入生代表  橋本悠樹

 

【動画】 帝塚山学院泉ヶ丘高校 入学式の様子