令和6年度 高校入学式 歓迎の詞
花びらがそよ風に運ばれ、春の息吹に心和らぐ季節となりました。
新入生の皆さん、本日はご入学おめでとうございます。
在校生を代表して心からお祝い申し上げます。
みなさん… 今どんな気持ちでいますか?
新しい仲間や環境にワクワクしていますか?
それとも、不安を抱いていますか?
まだ実感が湧いていないと言う人もいるかもしれません。
2年前の私は、不安を抱いてそこに座っていました。
高校生になっても勉強について行くことはできるだろうか?
新しい友達はできるだろうか?
実際、一生懸命勉強したのにテストで思ったような点が取れなかったり…
友達とちょっとしたことで揉めてしまったり…
落ち込むこともありました。
でも大丈夫です!それを上回る楽しい日々が待っています!
クラスの仲間と協力して一つのものを作り上げる泉ヶ丘祭
他学年とも一致団結する体育祭
チームで励まし合いゴールを目指すクロスカントリー
仲間達と日が暮れるまで切磋琢磨するクラブ活動
そして何より、他愛もないことで笑い合う日常
ここ、帝塚山学院泉ヶ丘高等学校で過ごす3年間は、みなさんにとって生涯忘れられないものになることでしょう。
ここで、皆さんに心に留めておいてほしいことが2つあります。
1つ目は、『何にでも挑戦しよう』ということです。
私は高校一年生の時に生徒会に入って、今は生徒会長をしています。
『生徒会長になる』こと、これは私のこれまでの人生の『最大の挑戦』でした。
しかし、自分を信じて勇気を振り絞って『挑戦』しました。
その結果、生徒会長になることができ、学校をよくするために共に活動するかけがえのない仲間たちに出会うことができました。
活動していく中で、大変なこともありましたが、全てあの時挑戦したからこそ得られた、私の財産です。
挑戦すれば、見える世界はもっと豊かになります。
もし思ったような結果が得られなかったとしても、その時の経験は、必ずみなさんの人生の糧になるはずです。
2つ目は、
『今の自分があるのは周りの人達のおかげだ』ということです。
みなさんは厳しい高校受験を乗り越え、
本日帝塚山学院泉ヶ丘高等学校に入学されました。
みなさんのその努力の影には、学校や塾の先生、友達、
そして何より家族のサポートがあったはずです。
そのような環境を与えてもらえたことを当たり前のことだと思わず、
感謝することを忘れないでください。
『挑戦する心』と『感謝の気持ち』、この2つのことを心に留めて、今日からの高校生活を送ってください。
新入生の皆さんの今後のご活躍を心からお祈りし、
歓迎の詞とさせていただきます。