ことばの贈り物
─ 校長通信 ─

2018/09/29

小雨まじりの朝の登校風景。今週は、生徒たちの迎え入れに中学1年生の面々が加わっている。恥じらいながら、か細い声を発する1年生たち。聞くところによると、学年団の指導の一環だとか。
 
ある少年に、少し声をかけてみた。
「挨拶するのって、どんな気分?」
「………」
「少し恥ずかしい?」
「………」かすかにうなずく。
「挨拶したら、気持ちよくない?」
「………」
何だか少し酷な気になって、そっとその場を離れた。
 
大きな声を出して挨拶するなんて、恥ずかしいに決まってる。ましてや相手はみんな先輩たちばかり。自分の中学1年生はどうだったろうか?40年以上も前の自分を少し重ね合わせながら、相変わらずモジモジしているその少年の横顔に、イガグリ坊主の自分を垣間見た気がした。

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